鹿をもとめて

話せば長くなるので詳しいことは省くが、ながくてアートフェスティバル2018に出品する展示の構成上、どうしても鹿のもつフォルムや象徴的な意味が必要になった。そうなると可能なかぎりの取材をしなければならない。そんな訳で僕は今日、日進市にある愛知牧場へ「鹿クロッキー」に行ったのだ。

ふれあい広場に行くと、ハムスター、チャボ、うさぎ、孔雀、エミュー、ヤギ、ロバ、羊、豚など様々な動物がいる中に、鹿が二頭いた。僕が求めていたのは、ニホンジカという種類の雄鹿で、立派な角が生えている鹿をイメージしていたのだが、牧場の鹿はヤクシカという小柄な鹿だった。オスが11歳で、人間でいうと60歳、メスが16歳というからかなりのご高齢だ。(牧場一の長老だそうだ。)2頭の鹿は思っていたよりも随分小柄でイメージと違っていたが、ヒトに慣れていて、手から干し草をワシワシと食べてくれるので、その可愛さに思わずきゅんとなってしまう。それにしても鹿って、なんて賢そうな顔をしているのだろう。

目的は鹿を描くことだったのだが、もともと動物好きな僕は、いてもたってもいられずヤギや羊なんかも描きたくなり、あちこち歩きまわって描いてきた。

クロッキーをしていると、広場の片隅でエミューが若い女性の飼育員さんに膝枕されてうっとりしているのを見つけた。「エミューは、気性の荒い鳥ですが、今、“甘えん坊タイム”なんです(笑)」と教えてくれた。ツンデレ娘なエミューの体躯を覆う羽根はファーのように細かくてくちばしはけっこう硬いのに、鼻のまわりだけ柔らかかった。翼は退化していて、しゃもじほどの大きさしかなかった。エミューは飼育員さんになでられるたびに薄目になって気持ちよさそうにしていた。

動物にふれていると、どうしてこうも心が癒されるのだろうか?不思議である。鹿をもとめて、次は東山動物園に行ってみようかな。

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